腸活・免疫力アップの前に、先ずは胃腸の消化力を疑ってみる
お知らせ腸活に興味のある方🌈
先ずは現在の自分の排泄の状態からチェックしてみよう
【健やかな便の7つの条件🧻】
⚪︎毎日出る
⚪︎朝食の前に出る
⚪︎においがあまりない
⚪︎色が濃すぎない
⚪︎適度な硬さがある
⚪︎形はバナナ状
⚪︎水に浮く
〈回数については、午後か夕方に2度目の排泄があることもある〉
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この7つの条件がすべて満たされているのが理想的な排泄で、そうでない場合はたとえ毎日排泄があっても「かくれ便秘」ということになります
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意外かもしれませんが、“朝食の後でなければ出ない”のも便秘
”便が水に沈む”というのも便秘
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いずれにしても、便秘と下痢はどちらも消化不良の表れです
薬は使う癖をつけない方が賢明かと。
とくに下痢は自然な浄化作用として起きているケースもあるので、、、
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「排泄」には副交感神経が働いています
副交感神経は夜にかけて優位なるので、夕方以降の過ごし方が大切なようです
排泄の質は、睡眠の質も関わってくるということになるでしょうか。
【腸内のPhと便 / 便の状態と色】をチェック
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Ph 低い(酸性)
Ph 4.5〜5.5 赤ちゃんの便 黄色🟡
Ph 5.5〜6.0 健康な人 水分70〜80%
バナナ状2個分🍌(100g〜200g) 黄土色🟠
Ph 7.0 (中性) 茶色🟤
Ph 8.0 (弱アルカリ性) 黒色⚫️
Ph 高い(アルカリ性)
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《腸内に善玉菌が多い健康な人の便》
・弱酸性で漬け物のような発酵性の臭い
・バナナ状の黄土色の便で水に浮く
《腸内に腐敗菌が増えた便》
・アルカリ性で色は茶色から黒色になる
・水に沈む
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体の中の最大限の免疫器官は腸管 (小腸) です
そして、
腸内フローラ(腸内細菌叢)は大腸内に存在します
(乳酸菌などいるところ、腸内細菌の多くは大腸に存在する)
腸管免疫が働きやすい体内温度は37.2℃
低体温では腸内の蠕動運動が弱くなり、便意を催しにくくし、腸壁に不純物が溜まり、アレルギーを招きかねません
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ちなみに
アルカリ環境が大好きな悪玉菌は、Ph6.0以下では育ちにくい
善玉菌が増えてくるとPhは約0.5ほど下がり、悪玉菌も減り、リンパ球の数が増えます
顆粒球とリンパ球 (どちらも白血球) のバランスがとれた状態が、理想的な血流・体温(36.5℃)です🌡️
(=自律神経が整っている状態)
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次に健やかな排便にするための、消化力についてのお話
消化力が低下している状態とは⁇
【消化力と体の《冷え》には密接な関係がある】
体の《冷え》を病むと、消化力が低下します
逆に消化力を弱らせると《冷え》が生じます
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自覚症状がない人が多い《冷え》
心や体が冷えている、または低体温の場合
血流が悪くなり、消化力も低下します
《冷え》により消化力が弱っている時に過食したり、消化しにくいものを食べると
未消化物ができ、体のさまざまな部位に溜まり、あらゆる病気の土台となってしまいます
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消化力は全身の健康状態に影響を及ぼします
未消化物の、過剰な中性脂肪・コレステロール・尿酸・刺激物の産生などが私たちの血管やリンパ管の内壁・関節などに溜まり、
溜まった部位に関連した臓器や組織を弱らせてしまうのです
《瘀血は腰周りに溜まりやすい》
腰痛持ちの方は、未消化物を疑ってみてもいいかもしれません
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「病は気から」
ストレスが多いと交感神経が過剰に興奮し、動脈 (血管) が収縮します
つまり、胃腸の動脈の血流も悪くなる=《冷え》
動脈が 丈夫でしなやかでなければ、酸素や栄養分を体の隅々まで運搬できません
血管は全身に張り巡らされた運河のような組織なのです
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未消化物が溜まらないよう、先ずはゆっくり食事をする
かき込むように食べる、または早食いはそもそもの未消化物の原因に。
また早食いは、体の中に「活性酸素」を過剰に発生させてしまうので、今一度見直してみるのが良きと思います
その上で、《冷え=血流障害》の予防・解消にも目を向ける
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私たちの体は、口にしたものから作られています
水や食物など、身体を構成するすべての物質は胃腸を玄関として体内に入ってきます
消化吸収することは、生命力の原点
消化力を高めることは、
健やかに過ごす為にとても大切なことなのです🌈
【食べてないのに太る人も消化の火が弱い人】
未消化物が溜まっている時のサインがあります
初期のうちに目立つのは、
体の重さ・だるさ・疲労感・眠気
食後の眠気は、寝不足・過労・血糖値スパイク以外に、
消化力が低下し、食事が体の大きな負担になっているサインかもしれません
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慢性的に消化力が低下し未消化物が溜まっている人は
食後に限らず、常に体の重さや疲労感を覚え、
空腹感がなくなります
空腹感がなくても「食事の時間がきたから」と、普通に食事を摂ってしまうと (このような生活を続けると)
食べる量が以前と変わらないのにどんどん太っていきます
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消化力が慢性的に弱っている
↓
連動して体温も低下する
↓
更に消化力が低下、未消化物が体に溜まり太る
↓
脂肪が《冷え》を加速させる
↓
かなり減食しているのに痩せない、、、
こうして負のループにはまっていく
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年齢のせいかな〜と諦める前に、消化器系の《冷え》のケアをし、
未消化物を溜め込まない体をつくっていくと、ちゃんと体重を落としていくことができようになります
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また消化不良は免疫力を衰えさせます
そりゃそうですよね。食べたものがきちんと 消化・吸収・代謝されていないと、、、
免疫力も頼りないものとなってしまうということです
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次は《消化力》を弱らせ「血がつくれない」ため、《冷え》を生じさせるお話
【消化力に関係する血が作れない「気虚体質」とは】
《消化機能の低下=気虚》ともいえます
ほとんどの人は年齢とともに気虚体質になっていきます
「気虚」とは血が作れない体質
血が不足し、血流が悪化するそもそもの原因を引き起こしているのが「気虚」なのです
血が作れなくなる理由、それは胃腸にあります
胃腸が弱ってしまうと、栄養を十分に消化吸収できなくなり
血液の原料そのものが身体に入ってきません
血はつくれないから足りなくなる。
そして足りないから、流れない。
つまりそれは、体の《冷え》も生じさせるということになります
(血が流れていかないので)
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まず取り組むべきは気虚の改善
「朝きちんとお腹が空いていること」これは胃腸が丈夫になったという証
これができないと、そもそもの血を作ることができません
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消化力があがってきたら次に血が足りない「血虚」の改善 (血を増やす)
赤血球の寿命が120日間
血が増えていても、どうしてもこのサイクルになっているから「血虚」の改善には時間がかかります
ただ120日間、血が満タンになるのを待つというよりは
食事と睡眠を改善することによって徐々に血は作られ、増えていくので、
途中で「気滞瘀血」の改善 (血を流す) を加えていきます
血流を増やすことは、体の土台を整えるということ
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そして腸のお話へ
【汚れた腸からは、汚れた血液しか作られません】
便秘を改善すると全身の健康状態が良くなります
それは、よい状態の血液を送り出すのが腸だからです
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腸で良い血液を送り出すために最も大切なのは「血流」
腸の血流の良し悪しを決めるのは腸の「蠕動運動」
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腸の動きが悪くなる (血流が悪い) と腸の中でむくみが生じ、腸内環境は悪くなります
つまり腸内の悪玉菌が増え、腸の消化吸収能力はさらに悪くなるということです
こうした汚れた腸からは、汚れた血液しかつくられません
従って、腸が悪いと全身の調子が悪くなるのです
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腸の「蠕動運動」を促すには、
朝起きてすぐと、食事の前に、コップ1杯の水を飲むことを習慣にするとよきです
胃腸を動かすと、副交感神経を刺激することができます
食前に水を飲むのも同じ理由で、目的は胃結腸反射です
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【まとめ】
腸活を始めるなら、まずはこの2つを意識する
⚪︎未消化物を減らし、消化吸収力を高める🌈
⚪︎体温を上げ、血流をよくする🌈
血は、《つくる→増やす→流す》この順番です
さて次回は、腸の「蠕動運動」について、腸内環境を整える腸内細菌についてのお話です。